2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

渡辺 直己著「不敬文学論序説」

ちくま学芸文庫、2006年、原本;太田出版「不敬文学論序説」(1999年)。 ・読了。(通勤途上の電車にて) ・久々の日本文学論。 ・何物かを抉り出そうとするかのような硬質な文体、それでも逃げてしまうもどかしさ。

徳永 恂著「フランクフルト学派の展開−20世紀思想の断層−」

新曜社、2002年。 ・読了。 ・仕事疲れに癒しの一品、いや一本。 ・アドルノ、ベンヤミン、ショーレム、ハーバーマス、ニーチェ・・・などの人名が 星位状況(コンステラチオン)のごとく並んでいると、思わずワクワクしてしまう。

岡本 明編著「支配の文化史−近代ヨーロッパの解読−」

ミネルヴァ書房、西洋史ライブラリー21、1997年。 ・読了。

ジークフリート・クラカウアー著「天国と地獄−ジャック・オッフェンバックと同時代のパリ」

平井 正訳、ちくま学芸文庫、1995年。 ・読了。19世紀のパリを活写。しかし、革命に燃える?民衆の姿が見えない。 まぁ、ブルジョア層や貴族層がこの著書の主人公であるから止むを得ないのだが・・・。