2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

森安達也著「近代国家とキリスト教」

平凡社ライブラリー、2002年。原本;「これからの世界史」第八巻『神々の力と非力』平凡社、1994年。 ・読了。 ・東方正教会の歴史が勉強になった。ロシア革命との関連で、もっと知りたくなった。

田川建三著「宗教とは何か」

大和書房、1984年。 ・読了。 ・人間の生の営みである「食って寝る」視点からの宗教批判の書。 ・洋泉社新書版 (http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862480292/503-9442461-7381521?v=glance&n=465392) が再刊されているのを知らず、古本屋で大和書房版…

カルロ・ギンズブルグ著「闇の歴史−サバトの解読−」

竹山博英=訳、せりか書房、1992年、原著1989年。 ・読了。 ・悠遠な時空間とその歴史、錯綜・混交・沈殿する神話、寓話、儀礼、恍惚体験・・・。

若桑みどり著「マニエリスム芸術論」

ちくま学芸文庫、1994年。原本;岩崎美術社1980年。 ・読了。(2週間かかってしまった) ・マニエリスム芸術に対する著者の気負いと冗長さが混交する。

マルク・フェマロリ著「文化国家−近代の宗教−」

天野恒雄訳、みすず書房、1993年。原著1991年。 ・読了。(会社をサボって読み終わった訳じゃぁない・・・・) ・フランスの文化政策や著者が好んで言及する「ヨーロッパ精神」に通暁していないので、 読み進めるのに骨が折れた、というより、ほとんど理解で…

ロバート・O・パクストン著「ヴィシー時代のフランス −対独協力と国民革命 1940-1944−」

渡辺和行・剣持久木訳、柏書房パルマケイア叢書18、2004年 ・読了。 ・ヴィシー研究のコペルニクス的転回を指し示す「パクストン革命」と言われた 史学史的作品(訳者あとがきより)。 ・原著出版はアメリカで1972年。仏訳出版は1997年。

渡辺 守章著「パリ感覚」

岩波現代文庫、2006年、原本;岩波書店「旅とトポスの精神史」(1985年)。 ・読了。 ・パリに行ったことも住んだこともない、しがないサラリーマンにとって、この「発見の旅」に 付き合うのは、かなりシンドイ。