2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

J・ハーバーマス/E・ノルテ他著「過ぎ去ろうとしない過去 ナチズムとドイツ歴史家論争」

徳永恂/清水多吉/三島憲一/小野島康雄/辰巳伸知/細見和之◇訳、 三島憲一◇解説、人文書院、1995年。 ・読了。

マックス・ホルクハイマー/テオドール・W・アドルノ著「啓蒙の弁証法」

徳永恂訳、岩波文庫、2007年。 ・読了、とは言え、訳者の努力にも関わらず、一介のサラリーマンにとっては、難解な箇所が多かった。

坂本佳鶴恵著「アイデンティティの権力 差別を語る主体は成立するか」

新曜社、2005年。 ・読了。

渡辺京二著「北一輝」

ちくま学芸文庫、2007年。底本;『朝日選書』1985年、『朝日評伝選』1978年。 ・読了。ほとんど2日間で熱中して読み終えた。 北一輝に対する「近代日本の生んだ屈指の政治思想家」へ思い入れと「とどの詰まりのつまらなさ」と言い切る姿勢が爽快でもある。

棚瀬孝雄著「権利の言説 共同体に生きる自由の法」

勁草書房、2002年。 ・読了。久々の社会学(本書は法社会学といえる)。

マネス・シュペルバー著「フルバンあるいは絶滅の記憶」

鈴木隆雄訳、水声社、1998年。 ・読了。 ・著者は1905年生まれのユダヤ系オーストラリア人作家。 ファシズムとナチスの狂気を生き抜き「ユダヤ人であること」を自覚しつつ、 ユダヤ論、ユダヤ作家論、シオニズム論などをイディッシュ語ではなく、 フランス語…

ヴェンツラッフ=エッゲベルト著「ドイツ神秘主義」

横山滋訳、国文社、1979年。 ・読了。昨年の神田古本まつりで購入。 ・訳者も指摘するようにドイツに限定した、中世から近代啓蒙主義期までの神秘主義の表現形態と思考過程の歴史書。ドイツ以外への拡がりや政治、経済との関連はまったく取り上げられていな…

ソール・フリードランダー編著「アウシュヴィッツと表象の限界」

上村忠男・小沢弘明・岩崎稔訳、未來社ポイエーシス叢書、1994年。 ・読了。 ・収録されている論文は以下の通り。 序論----ソール・フリードランダー 歴史のプロット化と真実の問題----ヘイドン・ホワイト ジャスト・ワン・ウィットネス----カルロ・ギンズブ…

「戦後日本の精神史 その再検討」

テツオ・ナジタ/前田愛/神島二郎編、岩波モダンクラシックス、2001年。 原著1988年12月刊。 ・読了。 ・錚々たる論者が顔を揃えている。日米の学者が戦後の40年間を振り返って1980年代に論じた24編の論文を収める。今から読むと既読感がなきにしもあらず。

山折哲雄著「日本仏教思想論序説」

講談社学術文庫710、1985年。原著1973年刊。 ・読了。

末木文美士著「近代日本と仏教 近代日本の思想・再考Ⅱ」

トランスビュー、2004年。 ・読了。