2006-01-01から1年間の記事一覧

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション6 生政治・統治」

小林康夫/石田英敬/松浦寿樹=編、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。

「一神教とは何か 公共哲学からの問い」

大貫隆/金泰昌/黒住真/宮本久雄−編、東京大学出版会、2006年。 ・読了。 ・以下は発題のテーマ。 発題Ⅰ 新約聖書における神と自他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・八木誠一 発題Ⅱ 旧約聖書の宗教はいかなる意味で「一神教」的であったか・・・・・・・山我哲…

エルネスト・ルナン著「反・キリスト 黙示録の時代」

忽那錦吾訳、人文書院、2006年。 ・読了。 ・原書;『起源史』第四部、1896年。(「訳者ノート」より)

エリック・ウィリアムズ著「帝国主義と知識人 イギリスの歴史家たちと西インド諸島」

田中浩訳、岩波モダンクラシックス、1999年。 ・読了。 奴隷解放問題は、奴隷制の場合と同様に、道徳問題ではなく経済問題であり、奴隷制の基礎は、黒人奴隷を土地から切り離すことに置かれていたのである。奴隷解放があっても、白人の道徳偏見からの解…

前田愛著「近代日本の文学空間 歴史・ことば・状況」

解説:成田龍一、平凡社ライブラリー、2004年。 ・読了。 ・読んでいるとホッとするような温かみを感じる。

ジャン・ド・ジョワンヴィル著「聖王ルイ 西欧十字軍とモンゴル帝国」

伊藤敏樹訳、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。 ・本書の主人公「聖王」はフランス王ルイ9世(1214−1270、在位 1226−1270)、作者は王の忠実な家臣であり、王による第七回 十字軍遠征に随伴したジャン・ド・ジョワンヴィル(1224−…

半澤孝麿著「ヨーロッパ思想史のなかの自由」

長崎純心レクチャーズ 第8回、創文社、2006年 ・読了。面白かったし、勉強になった。

イーフー・トゥアン著「恐怖の博物誌 人間を駆り立てるマイナスの想像力」

金利光(キム・イグァン)訳、工作舎、1991年。 ・読了。

和辻哲郎著「日本精神史研究」

解説:加藤周一、岩波文庫、1992年 原著は、初版1926年の改訂版1940年である。 ・読了。 『日本精神史研究』の改訂が、時代の変化、すなわち「大正デモクラシー」の自由主義から超国家主義的風潮への知的雰囲気の推移を反映していることを指摘し…

ヘルマン・ブロッホ著「夢遊の人々」(下)

菊盛英夫訳、ちくま文庫、2004年。 第3部 1918年 ユグノオ または 即物主義 ・訳者解説『夢遊の人々』を読む、附録「長編小説の世界像[講演]」、年譜などを収録。 ・読了(下巻は帰国後、滞欧中はほとんど読めず)。

ヘルマン・ブロッホ著「夢遊の人々」(上)

菊盛英夫訳、ちくま文庫、2004年。 第1部 1888年 バーゼノウ または ロマン主義 第2部 1903年 エッシュ または 無政府主義 ・解説”ヘルマン・ブロッホ”入野田眞右などを収録。 ・読了(渡欧の機上にて)。

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション3 言説・表象」

小林康夫/石田英敬/松浦寿輝=編、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。 ・通勤途上で読むには難しすぎた。

佐久間孝正著「変貌する多民族国家イギリス 『多文化』と『多分化』にゆれる教育」

明石書店、世界人権問題叢書23、1998年 ・読了。

山口定著「ヒトラーの抬頭 ワイマール・デモクラシーの悲劇」

朝日文庫、1991年。 原本;「アドルフ・ヒトラー − 第三帝国への序曲」(三一新書)1962年刊を全面的に加筆・補正 ・読了。

クリストファー・ウッドワード著「廃墟論」

森夏樹訳、青土社、2004年。 原著;Christopher Woodward,In Ruins(Pantheon Books,New York,2001) ・読了。

ジョジアンヌ・オルフ=ナータン編「第三帝国下の科学 ナチズムの犠牲者か、加担者か」

宇京頼三訳、法政大学出版局叢書ウニベルシタス508、1996年。 原著出版年1993年。 ・読了。 ・「ナチズムの科学化」と「科学のナチズム化」への告発。

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション2 文学・侵犯」

小林康夫/石田英敬/松浦寿輝=編、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。 ・通勤途上で読むには難しすぎた。

丸山眞男著「【新装版】現代政治の思想と行動」

未來社、2006年。増補版1964年の新装版。 ・読了。 ・既読感とともに、新鮮な読後感。 大日本帝国の「実在」よりも戦後民主主義の「虚妄」の方に賭ける。(中略)右の賭けが公理もしくは偏向として基底に流れていることに変わりはない。私はひきつづ…

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション1 狂気・理性」

小林康夫/石田英敬/松浦寿輝=編、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。 ・前半の難解な論文に対して、後半部分の対談、講演録はわかりやすい。

渡辺靖著「アフター・アメリカ」 ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>

慶應義塾大学出版会、2004年。 ・ポストモダン・アメリカの諸相を読み解いていく後半部分の考察が面白かった。

保坂幸博著「日本の自然崇拝、西洋のアニミズム −宗教と文明 非西洋的な宗教理解への誘い−」

新評論、2003年。 ・読了。(時間をムダしてしまった・・・かも)

鹿野政直著「近代日本思想案内」

岩波文庫別冊14、1999年。 ・読了。 ・岩波文庫の紹介、とはいえ、幕末から戦後までのリベラルな思想の流れを 手際良くまとめている。

J・B・ラッセル著「悪魔の系譜」

大瀧啓裕訳、青土社、1990年。 原著;THE PRINCE OF DARKNESS:Radical Evil and Power of Good in History by Jeffrey Burton Russell 1988 ・読了。

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション5 性・真理」

小林康夫/石田英敬/松浦寿輝=編、ちくま学芸文庫、2006年。 ・読了。 ・吉本隆明との対談は、前巻の蓮實重彦との対談より、ずっと面白かった。 (おっと、蓮實重彦が通訳であった・・・)

上山安敏著「宗教と科学 ユダヤ教とキリスト教の間」

岩波書店、2006年。 ・読了。 われわれは通常、ユダヤ=キリスト教という言葉で、ヨーロッパの精神風土を一律に考えることに違和感を持たなくなっている。(中略)ユダヤ教もキリスト教も、双方ともに「他者」としてお互いを内に抱え込んでいた。両者の…

ミシェル・フーコー著「フーコー・コレクション4 権力・監禁」

小林康夫/石田英敬/松浦寿輝=編、ちくま学芸文庫、2006年。 原著;Michel Foucault Dits et Ecrits 1954-1988 ・読了。 ・1960年代から<権力>をめぐる問いをフーコー自身のなかで全面化していく経緯が、 討論・対論・インタビューを通して自身…

D.クリスティ=マレイ著「異端の歴史」

野村美紀子訳、教文館、1997年。 原著;A History of Heresy by David Christie-Murray 1976 ・読了。

山口定著「ファシズム」

岩波現代文庫、2006年。原本;「ファシズム」有斐閣選書、1979年。 ・読了。 ・すでに古典的教科書的名著か。最新の研究成果を取り入れたファシズム研究関連文献一覧がよい。 ドイツは徹底して過去の過ちを反省したが日本は「過去の清算」をだらだら…

柿本昭人著「アウシュヴィッツの<回教徒> 現代社会とナチズムの反復」

春秋社、2005年。 ・読了。

アリス・K・ターナー著「地獄の歴史」

野崎嘉信訳、法政大学出版局叢書ウニベルシタス490、1995年。 原著;Alice K. Turner:THE HISTORY OF HELL(1993) ・読了。