2007-02-12 マネス・シュペルバー著「フルバンあるいは絶滅の記憶」 鈴木隆雄訳、水声社、1998年。 ・読了。 ・著者は1905年生まれのユダヤ系オーストラリア人作家。 ファシズムとナチスの狂気を生き抜き「ユダヤ人であること」を自覚しつつ、 ユダヤ論、ユダヤ作家論、シオニズム論などをイディッシュ語ではなく、 フランス語、そして同胞の殺戮を呼び覚まさずにはいられないドイツ語で著 した。(訳者あとがきより)