安丸良夫著「日本の近代化と民衆思想」

 T・フジタニ=解説、平凡社ライブラリー、1999年。

 ・読了。
 ・著者のいう「歴史を推し進める根源的な活動力は民衆自身だという理解」からの
  論述は、目的論的であったという批判があるのだが、民衆が持続的ではないにしろ、
  ある一定のエネルギーと主体性を持っていることを説得的に論じている。
 ・解説による丸山眞男批判もタメになった。