エウヘーニオ・ドールス【著】/神吉 敬三【訳】「バロック論」

バロック論

バロック論

 ・読了。
  「本書は、バロックを十七世紀を間に挟んだ前後一世紀にわたる西欧世界で行なわれた『歴史様式』である
  とする一九二〇、一九三〇年代の歴史主義的な解釈に対して、それを『文化様式』、つまり、時間的、
  空間的な限界を超越し、あらゆる時代、あらゆる地域にあらわれうる人間性に本質的な『常数』であるとする
  新説を提示した世界的な名著である。」(訳者あとがきより)