土井 正興(どい・まさおき)【著】「【新版】スパルタクスの蜂起 古代ローマの奴隷戦争」

新版 スパルタクスの蜂起―古代ローマの奴隷戦争

新版 スパルタクスの蜂起―古代ローマの奴隷戦争

 ・読了。
  前73年の蜂起から前71年の壊滅に至るスパルタクスの反乱の歴史。
  奴隷制によって成り立つ古代ローマ共和制末期の政治、経済、社会など多方面から、
  古代最大(20万人!)の奴隷蜂起の背景、その展開や後世への意義を述べた好著。
  但し、マルクス主義史観?が時々見られ、現代のベトナム戦争などと対比して論じている箇所もある。