川名 隆史・篠原 敏昭・野村 真理【著】「路上の人びと 近代ヨーロッパ民衆生活史」

路上の人びと―近代ヨーロッパ民衆生活史

路上の人びと―近代ヨーロッパ民衆生活史

 ・一八四八年革命前後、十九世紀中葉のヨーロッパ大都市(パリ、ロンドン、ベルリン、ウィーン)に
  生活していた下層民衆の生活の断面が活き活きと描かれている。特に貧困の中から突然あらわれ革命の
  先頭に立った群衆を扱う、第五章『革命のなかの群衆』、第六章『忘却のなかに−反革命と民衆』が
  印象的だった。