池田 清彦【著】「初歩から学ぶ生物学」
- 作者: 池田清彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: 単行本
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・「生物は三十八−三十五億年前に生まれて以降、その後もずっとオートポイエティックなシステムだけは
絶対に手離さず、それをただひたすら空間から空間へと伝えていった。そう考えれば、遺伝を考えるうえで
一番重要なものは、DNAというよりもそのようなシステムそのもの、つまり生きていること自体なのである。
単純にいえば、DNAが遺伝されるのではなく、オートポイエティックなシステムが遺伝されてきているのだ。」
(P.28)