R・D・オールティック【著】/村田靖子【訳】「ヴィクトリア朝の緋色の研究」

ヴィクトリア朝の緋色の研究 クラテール叢書 11

ヴィクトリア朝の緋色の研究 クラテール叢書 11

「さて、こうして見ると、ただひとつ確実なのは、ヴィクトリア朝の人びとが殺人事件を『楽しんだ』という事実だけだ。」(P.460)
その事実を、緋色の糸をたどって丹念に掘り起こしたヴィクトリア朝の社会史。
いうまでもなく、緋色=scarlet=血の色=殺人である。