内田芳明著「風景の発見」

 朝日選書675、2001年。

 ・読了。
 ・自然における「風景の発見」、「風景感情の覚醒」は特に西洋近代においての
  大いなる世紀の流れのなかで初めて現れた一つの新しい出来事であった(P239)
  ことを、近代啓蒙的合理主義の対極にあるエートスとして描く。特にダーウィン
  フンボルトに関する章を面白く読んだ。
 ・著者は、ヴェーバー「古代ユダヤ教」(岩波文庫)の訳者でもある。