マーク・R・マリンズ著「メイド・イン・ジャパンのキリスト教」

 高崎恵=訳、トランスビュー、2005年。ISBN:9784901510301

 ・読了。
 ・近代日本のキリスト教の土着化は、驚くほど仏教や神道の習合的な民俗宗教に類似していく傾向を
  示している。十字架がなければ、仏壇や神棚と区別がつかない礼拝室や聖所をもつ教団も存在する。
  このような「胡散臭さ」のなかに、脱呪術化しきれず再呪術化していく近代化=世俗化のもう一つの側面が
  照らし出される。