フランシス・バーカー【著】/末廣 幹【訳】「振動する身体 私的ブルジョワ主体の誕生」

振動する身体―私的ブルジョア主体の誕生

振動する身体―私的ブルジョア主体の誕生

 ・読了。
  「議論の大枠はすんなりと了解できる反面、テクストの分析はときに晦渋に満ちて」おり、
  英米の批評家や研究者でさえ扱いあぐねている「奇書」らしい。
  西欧「近代的主体」の起源を、近代以前の身体から近代のそれへの移行に探る《近代》という制度
  に対する抵抗の書。フーコー理論の「実践的な入門書」。(以上、訳者あとがきより)