樺山 紘一(かばやま・こういち)【著】「ルネサンス周航」

ルネサンス周航 (福武文庫)

ルネサンス周航 (福武文庫)

 ・「ルネサンスというコトバが、『ふたたび』と『生まれる』とからできあがっていることに、たいそう拘泥している。
  そこには、死と転成と苦痛とがともなっている。そして、いったい、誰が死に、何が再生するのだろうか。」
  (『単行本あとがき』より)
  世界の歴史の中には、さまざまな「ルネサンス」がある。『飢餓生きざま考』は、江戸近世の天明
  天保飢饉から、その「死−再生」を見事に浮かび上がらせる。