G.リューデ【著】/前川 貞次郎、野口 名隆、服部 春彦【訳】「フランス革命と群衆」

フランス革命と群衆 (MINERVA西洋史ライブラリー)

フランス革命と群衆 (MINERVA西洋史ライブラリー)

 ・「革命期の民衆蜂起のもっとも恒常的な動機は、十八世紀を通じてそうであったように、安価で豊富なパン、
  およびその他の必需品の供給と、それを確保するために必要な行政措置とに対する、<細民>のやむに
  やまれぬ必要であった」(P280)ことを、当時の警察書の報告文書などをもとに綿密に考察した著作。
  この本には、したがって、国王や王妃の処刑、ロベスピールの襲撃や処刑場面、その経過などは一切
  あるいはほとんど物語られていない。そういう意味では異色的な著作だが、すでに古典的な位置を獲得
  しているとの評価もある。
 ・フランス革命強化月間・・・・・とはいえ、あっちこっちへ飛んだりするだろうけど、たぶん。