喜安 朗(きやす・あきら)【著】「夢と反乱のフォブール 1848年パリの民衆運動」

 ・「民衆運動が私の関心を引きつけるのは、ひょっとするとこれは人間の日常の営みや歴史をはるかに超脱する
  ようなことではないかと思わせるような、捉えがたく不安定な動きを数多くはらんでいて、好奇心をかきたて
  られるからでもある。」(あとがきより)
  1848年のパリの民衆蜂起の世界を「ヴァンセンヌ城文書館」などの証言記録を渉猟して描いた労作。