池田 清彦【著】「さよならダーウィニズム 構造主義進化論講義」
- 作者: 池田清彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
・著者の「構造主義進化論」を、講談社学術局の人たちに語り下ろした著作。
「原核生物のいくつかが合体し、共生して、新しいシステムができた。そのとき、真核生物という高次の
新しい分類群が一気に定立したのである。そのことによって、生物は多細胞になる能力を獲得したのだろう。
多細胞になるということは、細胞が別な細胞とコミュニケーションする能力を獲得したことを意味する。
生物はここに多細胞の個体を作り上げる能力を獲得した。これが今から七億年ぐらい前だ。」(P192)