広瀬 隆【著】「恐怖の放射性廃棄物 プルトニウム時代の終り」

恐怖の放射性廃棄物 プルトニウム時代の終り (集英社文庫)

恐怖の放射性廃棄物 プルトニウム時代の終り (集英社文庫)

 ・P.298〜P.299の図『使用ずみ燃料に許された運命』を見ると、高レベル廃棄物は「直接処分」
 (そのまま保管)するしかゴールがないことになるが、その行き場すらも決まっていないし、地下深く
  貯蔵しても10万年以上も管理しなければならないことが明らかになっている。
  つまり、ゴールがないゲームを延々と続けるようなもので、とてつもない疲労感(巨額の金を無駄にする
  ようなもの)しか残らない。とすれば、解決策はただひとつ、高レベル廃棄物を作り出さないことでしかない。
 ・ドイツの原子力発電会社や市民運動家、学者や専門家などをインタビューしたルポ。