池田 清彦【著】「激変する核エネルギー環境」
- 作者: 池田清彦
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 新書
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・あの理論生物学、構造主義生物学の池田さんによる、日本のエネルギー政策に物言い!の著書。
「もちろん、原発をいますぐやめろというわけにはいかない。云々」(P.214)には、もちろん不満が残るし、
勉強不足だねぇ、と言いたくなってしまう。最終章のエネルギー政策への提言で、「国立の新エネルギー開発
研究所を作って、理系の博士浪人を大量に採用して、新エネルギーの開発に従事させれば、博士浪人の
問題とエネルギー問題がともに解決できるかもしれない」(P.222)と、理系博士浪人の話が唐突に出てくると、
ははぁ、だいぶ博士浪人の問題で悩んでいるんだと勘ぐってしまうが、どうせやるんだったら、核廃棄物の
処理方法の開発にも従事させるとよい。恐らく希望者はとんと少ないだろうが。