富山 太佳夫【著】「シャーロック・ホームズの世紀末」

シャーロック・ホームズの世紀末

シャーロック・ホームズの世紀末

 ・探偵小説家というより歴史小説家としての自己を本来の姿として認識し、スピリチュアリズムに傾倒した
  作家と、彼の生きた時代、帝国主義戦争や貧困層の増大する19世紀末のヴィクトリア時代の交差を描く。
 ・今こそ、9.11のテロではなく、福島原発の事故が20世紀末の諸相をかもし出しているのかもしれない。