広河 隆一【著】「福島 原発と人びと」

福島 原発と人びと (岩波新書)

福島 原発と人びと (岩波新書)

取材した現地の人びとの声が重く響く。例えば、「だから今回は、人生を否定されたに近い」(吉田優生さん)〔p.110〕、「子どもたちを守るっていうのはある意味利己心なんです。でも一番美しく、正当な利己心だと思うんです」(中手聖一さん)〔p.206〕。