平井 正・岩村 行雄・木村 靖二【著】「ワイマール文化 早熟な《大衆文化》のゆくえ」

ワイマール文化―早熟な「大衆文化」のゆくえ (有斐閣選書)

ワイマール文化―早熟な「大衆文化」のゆくえ (有斐閣選書)

ワイマール文化が再発見されたのは一九六〇年代であった。一九六〇年代、亡命者たちは郷愁をこめて世界文化の可能性を語り始め、二〇年代の偉大な遺産に目を開かれた。ワイマールの継承は、亡命文化人のみに限られない、それは底流としてナチ時代に流れ込んでいたのだ。