度会 好一(わたらい・よしいち)【著】「世紀末の知の風景 ダーウィンからロレンスまで」

世紀末の知の風景―ダーウィンからロレンスまで

世紀末の知の風景―ダーウィンからロレンスまで

 ・後発の資本主義国家ドイツやアメリカの急速な台頭、ボーア戦争の敗北、そして『種の起源』の刊行に
  よって、「帝国の没落」、「世紀末的不安」に彩られたヴィクトリア時代の現実を、文学作品から読み解く
  文芸批評の力作である。
  登場する作品は、コンラッド『闇の奥』、ロレンス『恋する女』、ウェルズ『タイム・マシーン』、
  ハーディ『埋もれ木ジュード』、イェーツ『葦を間を吹く風』の5編。